指の理

子 左親指は月様 冬至   

左人差指は月読様 秋土用

午 右親指は日様 夏至   

右人差指は国狭土様 春土用

酉 左高指は大戸辺様 秋彼岸  

左紅差指は惶根様 夏土用

卯 右高指は雲読様 春彼岸  

右紅差指は大食天様 冬土用

左小指はいざなぎ様

右小指はいざなみ様

 

  一年の理も一と月の理も一日の理も身体にある理は手にも有る。両手一ぱいの輪は一年の理、両手の高指と親指とを合せて一ぱいの輪は一と月の理。片手の親指と人差指との輪は一日の理。又一と月の理は十五夜満月の理。此満月を二つに別けると左の片手は二十三夜の月下弦半月、右半分は八日の上弦半月なり。

 

 故に左の親指より二十三夜の月は夜の子の刻より上がり給い、右の親指八日の月は昼の午刻より上り給う裏表。右の手に冬の大寒だけはある、左の手に夏の大暑だけはある。

 土用の四日目土用四郎から大暑大寒となる。冬は左親指と右の紅差、春は右の高指と人差、夏は右親指と左の紅差、秋は左の中指と人差なり。


 両手合すれば百二三十度位に定まれど一方が高い故、一方が低い。一本の指の節三節あるは元々泥海の時五分から三度生まれた理、十本の指合せて三十節あるは、一と月三十日の理、又五本十五日で満月。人間身の内五体は水日風三つに止まる故、三五十五節あり。 それに平の三大節を合せて十八節十八は陰陽四季で、土用の理。両手合せて三十六節は一年三百六十日、手足四つ合せて七十二節は四季土用七十五日の理。左親指子、右紅差丑寅、右高指卯、右人差辰巳、右親指午、左紅差未申、左高指酉、左人差戌亥。


 親は一つに折れ子指は三つに折れ、五角になれば内輪が円くなる、四角の内は角がたつ、左人差指月読様の一の道具神、右人差指は日様の一の道具国狭土様故に親指には人差指が何時も添うて用をなす如く、親様が入込み下さらねば道具神様の御働きは出来ん。